古来より薬膳キノコとして伝承されてきた冬虫夏草ですが、近年の研究ではその効用が裏付けられ、知られることとなっています。
ノエビア社の研究によると、チベットで獲れるものにはコレステロールの代謝調節作用があり、メタボリックシンドロームの予防・改善に寄与されること、また、長寿遺伝子と呼ばれるsirt1遺伝子の発現を増やす抗老化(アンチエイジング)作用まで確認され学会発表されています。
その内容によると、ヒトの脂肪細胞を使った試験で、冬虫夏草エキスに脂肪燃焼作用、また、インスリンの効果を高めるアディポネクチンの産生促進作用があることが認められました。
アディポネクチンは、脂肪細胞から産生されるホルモンの一種で、肝臓や筋肉に働きかけることで脂肪の燃焼を促進、また糖分を取り込むためのインスリンの効果を高めてメタボリックシンドロームの発症を抑える働きをもつホルモンの一種として最近注目されている物質です。
ラット肝臓による試験では、細胞内のコレステロールを分解する酵素の発現上昇が認められています。
これらの結果から、同社では、チベット産冬虫夏草エキスに脂肪細胞のアディポネクチンの産生促進と、生活習慣病の予防、改善に寄与する可能性があることが見出された、としています。
また、ヒトの遺伝子と7割の相同性がある線虫を用いた実験では、平均寿命や生存率を向上させることが明らかにされました。
モデル動物や細胞試験では、細胞賦活、抗酸化、 長寿遺伝子sirt1遺伝子や、klotho遺伝子の発現向上の効果も見出したとしており、人の「長寿実現」の可能性が見出されています。